「1冊の本を"上演"する」がコンセプトのかみむら文庫。
嵐山光三郎の名著『桃仙人 小説 深沢七郎』を朗読劇にリクリエイトした、かみむら文庫レパートリー公演を、この度、2周年を迎える高円寺「本の長屋」(共同書店)で昼・夜の2回開催いたします。
私事ですが、俳優の上村聡さんとはご縁あって14年前に知り合い、以来様々な舞台や「かみむら文庫」公演等でご活躍に触れてまいりました。
その巧みな演技、舞台上で放たれるエネルギーは多くの観客を惹きつけます。また「表現のありかた」に遥々とした“余白”を感じさせる――多面的な魅力をもった役者さんです。
この度、2周年を迎える(共同書店)本の長屋では、「本の長屋フェス」(6/1~6/15)を開催します。
本、といえば、かみむら文庫。上村さんに今公演の打診をしたところ、快くお引き受けくださいました。
6月7日㈯、「朗読パフォーマンス」という演劇のひとつの型、あたらしい読書の体験を。
本に囲まれた百余年の木造建築長屋で、ぜひご堪能ください。
(東條)
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【かみむら文庫】リーディングパフォーマンス「『桃仙人』考」
原作:嵐山 光三郎 著『桃仙人 小説 深沢七郎』
出演:上村聡(俳優)
演出:山本健介
【主催】
かみむら文庫/東條(えほん+∞)
(当日連絡先は、ご予約者様宛メールでご案内します)
【日時】
2025年6月7日㈯
昼の部 11時~
夜の部 18時~
*パフォーマンス時間は約45分
*受付開始は各回開演の15分前
【場所】
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-8-13
本の長屋 1F
(JR高円寺駅北口から、仲通り商店街へ徒歩5分。上島珈琲とマクドナルドの間を通り、細長くつづく仲通商店街の先にあります)
https://www.honnonagaya.com/access/
【料金】
各 1000円
(*当日現金でお支払いください。カード、ネット決済不可。ご用意のほどお願いいたします)
【定員】
各回10余名
(※お席に限りがございます。ご予約はお早めにどうぞ)
【ご予約】
タイトルに「6/7かみむら文庫」とお書きいただき、本文に以下の事項をご記入の上、
kamimurabunko@gmail.comまでご連絡ください。
①お名前
②人数
③ご希望回(昼の部 or 夜の部)
*ご予約は先着順とさせていただきます。お席がなくなり次第、予約は終了させていただきます。ご了承ください。
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【かみむら文庫について】
俳優の上村聡が出会った「一冊の本」を上演する文庫です。上演の仕方は様々で、また出会う本も様々。上村聡が興味を惹かれた本たちに、俳優だからこそできるアプローチで新たな命を吹き込みます。
【『桃仙人 小説 深沢七郎』について】
嵐山光三郎の小説。作家である深沢七郎オヤカタとの交流の日々を描いた物語。
「アクマのようにすてきな人」・・・・・深沢七郎“オヤカタ”は、死を語り、権威を笑い、自分の葬式の予行演習をし、桃の林の中、ギターを弾く。・・・・・「ぼく」は、そんなオヤカタに惹かれ近づいていく。しかしオヤカタは、ひとつ接し方を間違えると、ばっさりと関係を切り捨ててしまうのだった。「ぼく」はオヤカタに斬り捨てられる日を恐れながら花の匂いにも似た、夢のような日々を送るのだった。
以上、かみむら文庫noteより転載